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Discordで読書会を運営する:読書リスト、映画の候補、評価を記録する方法

CordBaseチーム

Discordで読書会の読書リスト、映画会の候補、メンバーの評価を記録するには、CordBaseでtitle、member、rating、kind、statusの列を持つテーブルをひとつ作ります。Botがこれをスラッシュコマンドにしてくれるので、候補の追加、評価、誰かのリストの表示、評価順のランキングができるようになります。小さな読書会ならFreeプランで足ります。

多くの読書会は、ピン留めしたメッセージ、共有のGoogleスプレッドシート、誰もさかのぼって読まないスレッドから始まります。リストが長くなるか、誰もシートを開かなくなるまではそれで回ります。スラッシュコマンドの裏にテーブルを置けば、リストは会話が起きている場所にとどまります。このガイドでは、私たちが開発しているCordBaseを使います。

評価の高い作品のランキングを一度投稿したいだけなら、無料のランキング作成ツールで名前とスコアから順位つきのメッセージを作れます。

完成するもの

  • add、query、view、update、leaderboardを備えた/picksコマンド。
  • 本と映画をまとめたひとつのテーブル。各メンバーの評価、ステータス、リンクを記録します。
  • メンバー別、種類別(本か映画か)、ステータス別の検索。
  • 評価の高い順に並んだ作品のランキング。

ステップ1:CordBaseを追加してテーブルを作る

まずcordbase.ggにDiscordでログインし、サーバーを選んで、ダッシュボードに案内されたらBotを追加します。CordBaseには40種類の組み込みテンプレートがありますが、本や映画向けのものはないので、カスタムテーブルを作ります。名前を「Picks」にすると、コマンドは/picksになります。次の列をこの順番で追加します。

  1. title:テキスト、必須。本や映画のタイトル。
  2. member:メンバー、必須。誰の記録か。
  3. rating:数値。1〜5などの尺度を決めます。
  4. kind:選択肢(Book、Movie、Show)、必須。本と映画を分けて絞り込めます。
  5. author:テキスト。著者や監督。
  6. status:選択肢(Suggested、In progress、Finished)。
  7. finished:日付。YYYY-MM-DDで入力します。
  8. link:テキスト。URLを書けますが、ただのテキストとして保存されます。
  9. notes:テキスト。

順番には意味があります。titleは最初のテキスト列なので、rowの候補検索の対象になり、ランキングでスコアの横に表示されるのもこの列です。最初の4列(title、member、rating、kind)は、queryの結果一覧に表示される列です。キーと種類は保存するとロックされますが、列はあとから追加できます。詳しくは列の種類を見てください。

CordBaseは数値の列にどんな数値でも受け付けます。1〜5の尺度で9が入力されても拒否しないので、尺度はルールではなく取り決めです。Discordで尺度を見せたい場合は、列をRatingとして作って保存し、編集ページでラベルを「Rating (1-5)」に変えてください。メンバーが入力するオプション名はratingのままです。

ステップ2:誰が何を変更できるかを決める

初期状態では、すべてのメンバーが削除を含むすべての操作をできます。テーブルの権限で次のように設定します。

  • 全員が持っているロール(たとえば@Member)に編集を与えて、追加と更新をできるようにします。
  • 主催者のロールに管理を与えて、deleteも使えるようにします。

ロールをひとつでも設定すると、リストにあるロールを持たないメンバーはテーブルをまったく使えなくなります。編集権限は自分の行だけでなくすべての行に及ぶので、ほかの人の評価も編集できます。9人の読書会なら、たいていそれで問題ありません。「管理者」権限を持つ人は常にすべての操作ができます。

ステップ3:候補と評価を記録する

/picks add title:Piranesi (Ari) member:@Ari kind:Book rating:5 author:Susanna Clarke status:Finished finished:2026-10-04

/picks add title:Past Lives (Mika) member:@Mika kind:Movie status:Suggested link:https://example.com/trailer

複数のメンバーが同じ作品を評価する場合は、「Piranesi (Ari)」のようにタイトルに短いタグをつけてください。行の候補とランキングにはタイトルしか表示されないので、どちらも「Piranesi」という名前の行が2つあると見分けがつきません。

あとから評価するときは、その行を更新します。rowに入力し始めて行を選び、変わる項目だけを指定します。

/picks update row:Past Lives (Mika) rating:4.5 status:Finished

小数も使えます。このテーブルには数値の列があるので_modeオプションが表示されますが、評価の場合はデフォルトのSetのままにしておきます。

ステップ4:検索して評価順に並べる

  • /picks query member:@AriはAriの記録を新しい順に一覧表示します。
  • /picks query kind:Movie status:Suggestedは映画会の候補リストを表示します。
  • /picks query title:piranesiはタイトルにその文字列を含む行を、大文字小文字を区別せずにすべて探します。
  • /picks query rating:5は評価がちょうど5の行を表示します。
  • /picks view row:Piranesi (Ari)はすべての列と、その行を作成した人を表示します。
  • /picks leaderboard column:Rating limit:10は評価の高い順に行を並べます。

queryが返すのは最大25行で、次のページに進むボタンはありません。リストが増えてきたら2つ目のフィルターを加えてください。数値と選択肢の列のフィルターは完全一致なので、「評価4以上」のような指定はできません。

ランキングは行ごとに順位をつけます。メンバー間の評価を平均することはなく、評価のない行は「none」と表示されて一番下に並びます。

ほかのツールのほうが向いている場合

  • 投票。 CordBaseには投票機能がありません。次の本や映画を決めるときは、Discord標準の投票を使い、勝った作品をSuggestedの行として記録してください。
  • リマインダーと集まりの日程調整。 CordBaseにはイベント、出欠確認、行ごとのリマインダーの機能がありません。Proプランなら予約投稿で毎週や毎月決まったメッセージをチャンネルに流せますが、集まりの行とは連動しません。本格的なリマインダーには、イベントBotかDiscord標準のイベント機能を使ってください。
  • 個人の本棚とレビュー。 GoodreadsやStoryGraphは読書を、Letterboxdは映画を、表紙、進捗、公開プロフィールつきで記録できます。CordBaseにはGoodreadsとの同期、表紙画像、進捗バーはありません。
  • 読書会専用のBot。 読書会向けの機能が最初からそろっているものが欲しいなら、読書会Botや映画会Botを探してみてください。CordBaseは汎用のテーブルです。

CordBaseが向いているのは、サーバーが管理する小さな共有リストを、項目を決めた形で記録して検索したいときです。

知っておきたい上限

  • Free:テーブル2個、それぞれ100行まで。候補1件につき1行にすれば、100件まで記録できます。メンバーごとの評価をそれぞれ1行にすると、活発な読書会では早く埋まるので、Proプランを検討してください。
  • Pro($8/月):テーブル無制限、1テーブルあたり10,000行。CSV・JSONエクスポートはすべてのプランで使えます。
  • 1テーブルあたり最大25列。テーブルはWebで作成します。メンバーがDiscordからテーブルを作ることはできません。
  • CSVインポートと公開APIはありません。
  • すべての操作はコマンドリファレンスに、プランは料金ページにまとめています。

よくある質問

本ごとに読書会の平均評価を表示できますか?

できません。評価は1件ずつが1行で、ランキングは行を並べるだけで平均は出しません。作品ごとにひとつのスコアにしたい場合は、読書会として合意した評価を1行で記録するか、テーブルをCSVにエクスポートしてスプレッドシートで平均を出してください。

メンバーが自分の行だけを編集できるようにできますか?

権限としてはできません。編集権限はテーブルのすべての行に適用されるため、編集権限があれば誰の評価でも更新できます。viewコマンドでは各行を誰が作成したかが表示されるので、予期しない変更があったときの手がかりになります。

小さな読書会なら無料で使えますか?

上限の範囲内なら使えます。Freeプランはテーブル2個、それぞれ100行までです。作品ごとに1行のカタログなら長く使えますが、9人のメンバーがそれぞれ評価を1行ずつ記録するテーブルだと、11作品ほどで埋まります。その時点でProプラン(月額$8)を検討してください。