DiscordのデータベースBot:コミュニティに構造化データが必要な理由と、その手に入れ方
アクティブなメンバーが数人を超えるDiscordサーバーは、いずれ同じ壁にぶつかります。構造化されたデータを保存して取り出したいのに、Discordにはその機能がないのです。スプレッドシート、Googleフォーム、リアクションロール、ピン留めしたメッセージ、自作のBotといった回避策は、どれも規模が大きくなると破綻します。コミュニティに本当に必要なのはデータベースです。それも、データの管理がDiscordの一部のように感じられるデータベースBotです。
よくあるやり方を比べてみましょう。スプレッドシート(Google Sheets、Airtable)は高機能ですが、Discordの外にあります。メンバーがデータを確認したり更新したりするたびに、アプリを離れ、ブラウザのタブを開き、正しいシートを探し、正しいセルまで移動しなければなりません。画面を行き来する手間は参加意欲を奪います。メンバーはスプレッドシートを見なくなり、データは古くなり、作った管理者は一日中「自分の残高はいくつ?」という質問に答える、ただひとりの頼みの綱になってしまいます。
自作のBotはDiscordの中で動くので画面の行き来の問題は解決しますが、別の悩みを持ち込みます。誰かがコードを書いて保守しなければなりません。ホスティングにはお金がかかります。Botの開発者がコミュニティを去ると、Botは朽ちていきます。データの構造を変えるにはコードのデプロイが必要です。しかも自作のBotの多くはバックアップの仕組みがないままJSONファイルやSQLiteにデータを保存しているので、一度のクラッシュで何か月分ものコミュニティのデータが消えることもあります。
そしてMEE6、Carl-bot、YAGPDBのような汎用のBotプラットフォームがあります。モデレーション、リアクションロール、歓迎メッセージといった本来の用途では優秀ですが、どれも自由な形でデータを保存する機能はありません。コミュニティに必要な項目でカスタムテーブルを作ることはできず、Botの開発者が用意したデータの形に縛られます。
Discord専用のデータベースBotは、ちょうどいいところに収まります。ホスティングされたサービスの信頼性、自由に決められるデータ構造の柔軟さ、Discordの中で操作できる手軽さを兼ね備えています。CordBaseが作ったのは、このカテゴリです。管理者はWebダッシュボードでテーブルと列を決めます。Botはテーブルごとにスラッシュコマンドを自動生成し、add、update、delete、query、leaderboardのサブコマンドを用意するので、メンバーはDiscordを一度も離れずにデータを扱えます。
データベースBotがフォームBotやログBotと違うのは、構造化されて検索できる記録という考え方です。CordBaseのテーブルの各行は、型の決まった項目を持つ記録です。どの列でも記録を絞り込め、どの数値の列でも順位をつけられ、データ全体をCSVやJSONでエクスポートできます。ロールベースの権限で、テーブルごとに誰が閲覧、編集、管理できるかを決められます。これはただの保存場所ではなく、アクセス管理を備えた本物のデータベースで、しかもコミュニティがすでに時間を過ごしている場所にあります。
使い道は、Discordコミュニティそのものと同じくらい多様です。RPGサーバーは能力値、背景設定、所持品を含むキャラクターシートを保存します。eスポーツチームは試合結果、順位、選手の成績を記録します。勉強会は課題の管理表や成績の記録をつけます。小さなビジネスは簡易的なCRM、注文管理、サポートチケットの仕組みを運用します。フリーランスのコミュニティは依頼掲示板を、イラストのサーバーはコミッションの一覧を管理します。パターンはいつも同じです。何人かで協力して記録を管理する必要があり、その協力の場がDiscordなのです。
DiscordのデータベースBotを探したことがあるなら、選択肢が少ないことに気づいたはずです。このカテゴリがつい最近までほとんど存在しなかったからです。CordBaseは、この隙間を埋めるために作られました。Discordコミュニティのためにゼロから設計された、ホスティング型のノーコードデータベースプラットフォームです。スプレッドシートのリンクも、自作のコードも、壊れやすいJSONファイルもいりません。テーブル、列、スラッシュコマンド、ダッシュボードだけです。
始めるのに5分もかかりません。CordBaseのBotをサーバーに追加し、Webダッシュボードを開いてテーブルを作り、列を決めれば、スラッシュコマンドが自動でサーバーに現れます。コミュニティはすぐにデータの追加と検索を始められます。無料プランにはそれぞれ100行のテーブルが2個含まれているので、有料プランを決める前に価値を確かめられます。